1. 概要
「ハンノウコート」の主成分である酸化チタン (TiO2) は、太陽や蛍光灯から出る光エネルギーを受けると、表面に活性酸素を発生させます。この活性酸素が有機化合物やニオイのもと・雑菌・汚れなどを、水と二酸化炭素に無害化(酸化分解)していきます。
従来の光触媒は太陽光(紫外線)にしか反応しませんでしたが、「ハンノウコート」は金属ドープの技術により、紫外線だけでなく目に見える光(可視光線)の波長まで反応させることができます。
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「ハンノウコート」の主成分である酸化チタン (TiO2) は、太陽や蛍光灯から出る光エネルギーを受けると、表面に活性酸素を発生させます。この活性酸素が有機化合物やニオイのもと・雑菌・汚れなどを、水と二酸化炭素に無害化(酸化分解)していきます。
従来の光触媒は太陽光(紫外線)にしか反応しませんでしたが、「ハンノウコート」は金属ドープの技術により、紫外線だけでなく目に見える光(可視光線)の波長まで反応させることができます。
有機有害物質などを吸着することで酸化チタンの分解効率を上げる
空気中に浮遊している臭いの原因物質や細菌、ウイルス、VOCなどをアパタイトが吸着し、光照射時に酸化チタンがそれらを分解・無害化します。
有機材へもプライマー(下地材)不要のため作業性が良い
通常、有機材へ塗布する場合、酸化チタンは有機材を侵食するという性質があるため(塗料のチョーキング現象等)、無機プライマー等の上に塗布を行う(二層塗り)が、アパタイ被覆酸化チタンは、アパタイトが基材とのスペーサーとして働き、酸化チタンが直接基材に接触しないため、プライマーが不要となり一層塗りが可能となりました。
屋外のみならず赤外線の届かない屋内でも効果を発現
従来、酸化チタンは紫外線にのみ効果を発現していましたが、鉄イオンをドープすることで、紫外線はもとより、可視光線(最大570nmまで)でも効果を発現することが可能となりました。
バインダー(接合材)不要のため作業性が良い
通常、光触媒材を塗布する場合、酸化チタンを基材に固定化するためのバインダーが必要ですが、ハンノウコートは水酸化チタンがバインダーの役目をするため、バインダーが不要となり、一層塗りが可能となります。
指で横にスクロールできます。
ハンノウコート | 従来型光触媒 | ||
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紫外線 | 触媒反応あり | 触媒反応あり | |
可視光線 | 触媒反応あり | 触媒反応なし | |
暗所・夜間 | 吸着光触媒ロータリー反応 素材の吸着性を損なわないため、菌等を吸着 |
触媒反応なし 素材の吸着性を損なうため、菌等を吸着せず |
|
バインダー | ノンバインダー | 有機バインダー | 無機バインダー |
水酸化チタンゾルは全表面が酸化チタンだけで覆われる触媒を成膜するので、高い触媒効果を発揮します | 二酸化サタン(粉末)を固定するのは容易ですが触媒反応によりバインダーそのものが破壊されます | 触媒反応の影響はありませんが、二酸化チタン(粉末)を大量に入れても実際に効果があるのは表面に露出した部分のみです | |
透明性 | 透明膜で素地色彩を損なわれない | 極薄膜にしなければ白濁 |
①プライマー(下地材)不要
アパタイト被覆酸化チタン使用により、対象基材を侵食しないので、ポリカーボネイドや塗材等の有機材への適応が可能(=酸化チタンの有機材を侵食するというデメリットの解消)。
※促進耐候性試験(サンシャインウエザオメーター5,000h)において有機基材への影響はほぼ無し
②バインダ(接合材)不要 バインダ不要の一液常温塗布が可能なため、従来技術と比べて工程数およびコスト縮減が可能。
③意匠性が良い 塗膜の透明性が高いので、対象基材の意匠性を損ねない。
④可視光応答 鉄イオンをドープすることで、紫外線のみならず可視光線にも効果を発現する。
①プライマー(下地材)およびバインダ(接合材)不要。
アパタイト被覆酸化チタン使用により、対象基材を侵食しないためプライマーが不要。
しかも、水酸化チタンを使用することでバインダも不要。
酸化チタンがバインダに埋もれないので、大気との接触面積が大きく効果が高い。
②作業性が良い 専用器を使用しての一液常温施工なので作業性が良く、また出来形にムラがない。
③意匠性が良い 塗膜の透明性が高いので、対象基材の意匠性を損ねない。
④可視光応答 鉄イオンをドープすることで、紫外線のみならず可視光線にも効果を発現する。
土木用防汚材料評価試験表
JISR1701-1
窒素酸化物除去性能試験表
アンモニア・酢酸・ピリジン
大腸菌
カンジタ菌
黄色ぶどう球菌
インフルエンザウイルス
ホルムアルデヒド ・トルエン
アセトアルデヒド
※基材により、下地処理が必要。