新型コロナウィルスに対する光触媒抗ウィルス効果の考え方について
- 光触媒工業会公式見解
光触媒工業会において、「(光触媒の)抗ウイルス」とは「光触媒の表面においてウイルスの活性(感染能)を抑制する状態」を言います。
・光触媒の抗ウイルスの効果は、指標となるバクテリオファージQβ(NBRC 20012)への効果を評価したものであり、ウイルス全般への効果を期待できますが、全てのウイルスあるいは特定のウイルスに対する効果を保証するものではありません。
・病気の予防や治療効果を示すものではありません。
・光触媒の抗ウイルスの効果は光触媒の表面で発現するものであり、空間への 直接の効果を示すものではありません。
- 弊社として
新型コロナの感染防止対策の一環として、エタノールや 次亜塩素酸ナトリウム等による消毒が言われておりますが、光触媒の抗ウイルス効果について、弊社としては、以下のように考えます。
- 光触媒工業会の公式見解に準拠する。
- 新型コロナウイルスへの有効性について、現状においては、実際のウイルスに対して試験をしていないので、不明である。
- 光触媒は、有機物に対しての分解効果がある為、新型コロナウイルスへの効果も期待は出来ると考える。
- 光触媒材料も様々であるが、肝心なのは、現場における再現性と考える。
ラボにおける試験データ通りに現場で効果を再現出来るかが大切である。
そのためには、現場の状況を見極め、適切な下処理を行い、また、基材に適した材料を選択し、適切に施工(加工)を行う事が重要と考える。